神経内科とは?



内臓を含む、頭から足先までのすべてが、神経でコントロールされています。この神経の異常でおきた疾患を診て治療するのが「神経内科」です。
精神病を扱う精神科や心の病気でおきた身体異常を扱う心療内科とは、異なります。

頭痛、めまい、しびれ、振るえ、 などが主な症状ですが、多彩な症状があります。医学全般をある程度知っておく必要があります。その理由は、一般内科、脳神経外科、整形外科、耳鼻科、眼科、皮膚科などに関連する病気の一部を神経内科が診たり、むしろ神経内科が専門になることがあるからです。
例えば、皮膚科領域のヘルペスも、脳脊髄に病巣が出来ることがあります。この場合は神経内科が出番になります。脳神経領域の脳腫瘍なども、当院で診断し、手術は大学や総合病院と連絡し、術後の治療も当院で行っています。

腰椎・頚椎の疾患は、整形だけでなく、脳神経外科で診ることもありますが、神経内科も専門になります。
神経内科の専門とは、日本神経学会の認定医であることが、大きな目安となります。一般内科、精神科や脳神経外科の先生が神経内科を標榜されていることがあります。これは、神経内科の認定医でなくても、神経内科の経験が豊富な医師もいますが、約30年ほど前、神経内科がpopularでなく、神経内科を、精神科や脳神経外科の先生が講義をしていた名残でしょう。

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